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日々の暮らしと、お菓子と、写真
読書日記 〜幸福について ― 人生論〜
2013.01.12 Saturday
『幸福について ― 人生論』 新潮文庫 ショーペンハウアー (著), 橋本 文夫 (翻訳) ショーペンハウアーの主著『意志と表象としての世界』を読もうと思っていて、 でもこれがとても長く、その前に別の著書を読んでみようと思って手に取った本。 表紙が今っぽくて、好きな雰囲気だわっとか思いながら気楽に読み始める私。 …最初の60ページくらい読むのに3時間もかかってしまいました。 50年前に訳された文章だったので、読むのが大変だったのです。 (じっくり読もうと思っていたからでもあるのですが。) 幸福で重要なのは、 朗らかさと健康。 ってこれだけ書くと、和やかなイメージになっちゃいますが…。 最初にショーペンハウアーは幸福な生活について、 「生きていないよりは断然ましだと言えるような生活のことである」 と定義しています。その時点で結構な衝撃。 さらっとではなく、じっくり読んだ方が良い本。 ですが、真面目過ぎずに著者のユーモアを感じながら。 後半の方に載っている「訓話と金言」には、人生のヒントがたくさん詰まっていました。 幸福って何だろうっと考えたことがある人に… 読書日記 〜夜と霧 新版〜
2013.01.12 Saturday
『夜と霧 新版』 みすず書房 ヴィクトール・E・フランクル (著), 池田 香代子 (翻訳) 「心理学者、強制収容所を体験する」。から始まる通り、著者の体験記です。 強制収容所に入れられた、極限の状態の人間の心理を淡々と描いています。 帯に書いてある通りの静かな書。 けれど…静かだからでしょうか。深く余韻を残し、感銘を受ける本です。 生きる意味。精神的自由。 愛する人の存在。世界の美しさ… 人生について、改めて考えさせられました。 若いうちにこの本と出逢えて良かった。 読んでおきたい1冊だと思います。 読書日記 〜生きるための哲学〜
2012.12.28 Friday
『生きるための哲学』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 白取 春彦(著) 『超訳ニーチェの言葉』で有名な白取さんの著書です。 分厚くもなく、すっきりまとめられていますが、内容は深いです。 どの章も傍線を引きたい箇所がたくさんありましたが、 「いわゆる成功した人生よりも、おもしろかったと言える人生のほうがよいのではないだろうか。」 の一節。共感しました。 成功したから良いのか。失敗したからだめなのか。 そもそも何が人生の成功なのかは誰にもわからないですよね。 成功や失敗、幸福や不幸など他人と比較しながら生きるより、 自分の人生、やり方を創造する方がずっとおもしろい、ということを教えてくれています。 もともと、哲学ってなんだか難しそうな学問…??というイメージでしたが、 白取さんの著書を読んでいると、哲学が身近なものに思えてきます。 「私は哲学書を思考と人生経験の芸術だと思っている。」 と、白取さんは書かれています。素敵だと思いました。 哲学に興味が湧いてきて、今読みたい本がたくさんあります。 浜松の本屋では見つからなかったので、東京に帰った時に(どっさり!?)買ってきたいです。 新宿の紀伊国屋に行きたい。 ちなみに、白取さんの『独学術』、『頭が良くなる思考術』もおすすめです。 どちらも単にハウツーが書かれているのではなく、本質的な事を伝えてくれています。 どれも何度も読み返したい本です。 *** これから東京に帰ります♪この記事で今年は最後になると思うので…… みなさま、よいお年を!! *** ……余談です。すっごい余談。 上記の感想を書いてて思い出したのが、稲葉さんの「Wonderland」。 主人公が、扉を閉ざしている君を変えようとしたけれど、 そもそも扉を閉ざしていることが悪いことなのか…… 良い事をしようとしているけれど、君にとっては良い事ではないかもしれない。 物事の視点を変えて、うらがえしの世界を見れば、 影は光に、醜さは美しさにもなる… 稲葉さんの書く歌詞はホント、深い。 …スミマセン。余談でした。ではでは! 読書日記 〜サンタクロースっているんでしょうか?〜
2012.12.27 Thursday
こんばんは! 読書日記をわざわざブログで書く事もないかなと思い、やめていました。 ふと前の読書日記を見返してたら、人に見られることで文章を書く練習になってたなーと感じたので また書いてみます。 ***** 『サンタクロースっているんでしょうか?』 偕成社 東 逸子 (イラスト), 中村 妙子 (翻訳) 100年程前、「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」という8歳の女の子の素朴な疑問に ニューヨーク・サン新聞社の記者の方が真摯に答えました。 その有名な社説が絵本になったもので、目に見えないもの、心の大切さを語りかけています。 私がこれを初めて読んだのは、去年のクリスマス前。 今年改めて読んでみると、去年より深く心に染みました。それだけ私も少しは成長したということでしょうか…。 世界は、目に見えているものが全てではないということ。 目に見えない美しいものが満ちているということ。 絵本ですが、理解するには深い愛や知恵、豊かな感性が必要ですね。 また来年のクリスマス頃に読んで、深く感動できる大人になっていたいです。 この本に限らず、広い視野で知識を増やす事によって、 同じ本でも以前読んだときより理解が深まる、ということを最近つくづく感じるようになりました。 まだまだひよっこな私ですが、少しずつ成長したいです。 読書日記 〜強運の持ち主〜
2012.09.29 Saturday
『強運の持ち主』 文春文庫 瀬尾 まいこ (著) 瀬尾さんは、読書家のお友達にオススメしてもらって知りました。 『卵の緒』『優しい音楽』など、心がじんわりするようなあったかいお話が多く、とても好きな作家さんです。 これは、占い師が主人公のお話です。やっぱり瀬尾さんらしいあったかい作品。 私は占いにお金を使うなんて…!!っという人ですが、 この主人公のルイーズみたいに、背中を押してもらえる占い師さんだったら占ってもらいたいな♪ 話を聞いてもらったり、ちょっと背中を押してもらうだけでも嬉しいものですよね。 読み終わった後に、穏やかな気持ちになれる瀬尾さんの小説はおすすめです^^* |